チクリンチック2008は「竹で街の緑を増やそう!」をテーマとして4回のワークショップに取り組んでいます。第4回は「花器を花で飾る」ことを内容として開催しました。


前回作った花器がずらっと並んでいます。この花器を使って花を植える講義を行いました。

花器

まずは講師の川西先生(大阪府花の文化園)からご講義いただきました。お正月も近いことから今回使ったのは、松と葉牡丹など和の植物と、シクラメンなどの外国の植物です。それぞれの植物の特徴や育て方などを詳しくお話いただきました。

講義1


次はいよいよ花器に松や花を植えていく実習です。まずは川西先生に植え替えの方法や注意点などを教えていただきました。

講義2


教えていただいた内容を沿って参加者の方も実践しました。まずは土に砕いた竹炭を混ぜて良質の土づくりを行いました。その後、作った土を用いて花を植える作業を進めていきます。土の取る分量や植え方など、非常に繊細な作業です。先生のご指導のもと進めていきました。

実践1

実践2


そしてご覧のとおり、綺麗な花器ができあがりました。参加された方々も非常に満足です。

完成


こうして4回にわたるワークショップが終了しました。今回つくった花器は竹でできているので、長持ちするものではありませんが、手作りということもあり、非常に愛着のある一品となりました。「もし、竹が腐ったり、割れたりしたらもう一度作り直せばいい」という声も参加者の方々から聞くことができました。

いずれ、この付近の軒先には、多くの竹の花器が並ぶようになれば、山と街が一体となり、環境向上に貢献できるのはないかと思います。